Linuxで新しいことをやる意欲を削がないために
新しいことをはじめるのに億劫になり保守的になっている原因は以下のようなものであると思います。
こんなことはないでしょうか? 何か新しいソフトウェアを試したくて例えばCentOSで
yum install pandoc
をたたいてみると以下のようなことになるでしょう。
pandocをインストールするのに60パッケージ必要だそうです。 まぁそれはダグラス・マキルロイのUNIX哲学にそっているからパッケージが多くてもよいと思いますが、 おそろしいことにpandocを使わないかなと思って
yum remove pandoc
このコマンドを実行すると以下のようなことになります。
削除してくれるのはpandocだけ。 60パッケージもインストールしたのに1パッケージだけしか消してくれません。 59パッケージはまさにゴミであると言えるでしょう。
仕方がないのでyum.logからインストールした59パッケージをコピーアンドペーストして yum remove した画像が以下です。
これが億劫で部屋に使わないものを溜め込んでいるようで落ち着きません。 シンプルでミニマルなstupidでない(と勝手に思い込んでいる愚かな)人間としては我慢ならないですし、1 新しいソフトウェアを試してみようという意欲をそいでしまっているように思えてなりません。
DebianやUbuntuのパッケージマネージャもapt-get autoremove で消してくれるのもあるがそうでもないのもありました。 CentOSのyumはひどかったのでdnfにしたらよくなるのだろうかと思って、 dockerのCentOS7のdnfでやってみると以下のような感じになります。
エラーをはいてとまったので検証できませんでした。
ArchLinuxはきれいに掃除してくれる
ArchLinuxはスクラップアンドビルドが気兼ねなくできます。2 これがわたしがArchLinuxを使っている最大の理由とも言えます。
sudo pacman -S pandoc
したものは
sudo pacman -Rs pandoc
で綺麗に全部消してくれます。
Gentooのようなディストーションは大きなソフトウェアを全部ビルドしなければいけないことを考えると ビルドに時間がかかり億劫になって気軽に新しいソフトウェアを試す気にはならないでしょう。
スクラップアンドビルドしよう
ArchLinuxのパッケージだけで538303 Debianのパッケージだけで532624あるのですから ソフトウェアエンジニアはもっとたくさんのソフトウェアをさわるべきだと思います。
スクラップアンドビルドしても簡単に元にもどせる環境であることが 新しいことやる意欲を削がないために必要なことであると思います。
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— Solist Work (@SolistWork) 2018年11月27日
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